湘南・茅ヶ崎でちょっと特別なカフェ体験をしたいなら、「Bikes & Music cafe Door」は外せません。住宅街にひっそりと佇むこのお店は、バイクと音楽をテーマにした“大人の秘密基地”のような空間。
店内にはヴィンテージバイクやギターが飾られ、壁一面には懐かしいカルチャーグッズが並びます。
そんな非日常的な雰囲気の中で味わうのは、マスターご夫妻のフードとスイーツ。
コーヒーや紅茶と一緒に楽しめば、まるで時間がゆっくり流れていくような贅沢なひとときが待っています。
ツーリングの途中に立ち寄るもよし、休日にのんびりスイーツを楽しむもよし。
茅ヶ崎の穴場カフェ「cafe Door」で、あなたもバイクと音楽の世界に浸ってみませんか?
外観からすでにワクワク
茅ヶ崎・浜竹の住宅街を歩いていると、ふと目に飛び込んでくるのがこの看板。
「Bikes & Music」と書かれた緑と白のシンプルなデザインに、ちょこんと「cafe Door」の文字。
無駄に飾らない、でもどこか「ただ者じゃないぞ」と言わんばかりの存在感。
まるで秘密基地の入口を見つけたようなワクワク感に包まれ、足取りが自然と軽くなります。
バイクと音楽、2つのカルチャーを軸にしたお店がどんな空気を醸し出しているのか…。
この時点で、すでに期待値はグッと高まりました。
入口に立つとまず目に入るのは、無垢材をそのまま活かしたスライド式の木のドア。
派手さはなく、どこかガレージのような無骨さが漂っています。
でも、よく見ると小さな「OPEN」のサインや、赤いテールランプにウインカー、ちょこんと飾られたオブジェが遊び心を感じさせて、思わずニヤリ。
まるで“秘密の工房”にお邪魔するような気持ちで、ドアノブに手をかけた瞬間から心はすでに非日常へ。
「ここからどんな世界が広がっているんだろう?」と、胸が高鳴ります。
店内は“大人の秘密基地”そのもの
ドアを開けてすぐ左手、目に飛び込んでくるのはびっしりと並んだ工具の数々。
レンチやドライバー、スプレー缶にテープ類まで…見事なまでに整然と並べられ、ここが単なるカフェじゃないことを一瞬で物語っています。
赤い工具箱と「ROUTE 66」のプレートが、旅とバイクの世界をさりげなく演出。
ちょっと油の匂いを想像しながら、「これぞ大人の秘密基地だ!」と心の中で叫んでしまいました。
工具ひとつひとつが“使われている感”を放っていて、バイク好きの人なら確実にテンションが上がる空間。
「カフェに来たはずなのに、ガレージに迷い込んだ?」そんな錯覚すら楽しい瞬間でした。
右手に視線を移すと、窓際に誇らしげに置かれていたのは HONDAのヴィンテージバイク。
HONDA BENLY CL50かな・・・
無駄に展示されているのではなく、まるでこの店の一員として自然にそこに佇んでいる姿が印象的です。
木のテーブルやイスに囲まれているのに、違和感がないどころか逆に絵になる。
クロームの輝きとクラシカルなタンクのシルバーが、カフェの温もりある空間にちょっとしたスパイスを加えています。
「ここでコーヒーを飲みながら、このバイクを眺められるなんて贅沢すぎる…」
ライダーはもちろん、そうでない人も胸が高鳴る光景ではないでしょうか。
木の温もりに音楽とバイクが融合する空間
店内に一歩足を踏み入れると、木材の壁と天井がつくる柔らかな空気感に包まれます。
そこに並ぶのは、壁にかけられたギターや整然と並んだ雑誌や書籍。
“音楽”と“バイク”という一見異なるカルチャーが、不思議なくらい自然に溶け合っています。
窓から差し込む光に照らされたHONDAのヴィンテージバイクも、インテリアの一部としてしっくり馴染んでいるのがまたカッコいい。
テーブル席はシンプルながらも温かみがあり、ゆったりと過ごせる雰囲気。
「これは長居してしまうな…」と感じさせる居心地の良さに、思わず深呼吸したくなるような空間でした。
壁にかかるギターが奏でる存在感
木の壁にしっくりと馴染むように飾られていたのは、年季を感じさせるフルアコ。
ただのインテリアというよりは、長年大切に弾かれてきた“仲間”のような雰囲気が漂います。
ボディの艶やネックの擦れが、音楽好きの心をくすぐる証。
「ここでセッションが始まっても全然おかしくないな」と想像すると、胸が少し熱くなりました。
っていうか、時々セッション始まっちゃうとか・・^^
コーヒーの香りと、もしここに音が響いたとしたら…まさに大人の遊び場。
音楽がただ“飾り”ではなく、“生きた空気”として存在しているのを感じました。
懐かしさ満点のカルチャーアイテムたち
壁を彩っていたのは、懐かしさ満点のステッカーやピンバッジなどなど。
「VAN」「Kent」「JUN」…かつてのファッションカルチャーを象徴するロゴがずらりと並び、まるで時代を飛び越えてきたかのよう。
特にVANのロゴを見つけた瞬間、思わず「懐かしい!」と声に出してしまう世代も多いはず。
一つひとつのアイテムが、この店のマスターご夫妻のこだわりや人生の軌跡を物語っているようで、見ているだけで心が熱くなります。
カフェというより、友人の趣味部屋に招かれたような感覚。
“カルチャーが息づく空間”という表現がぴったりのコーナーでした。
【額装された“アイビースタイル”の世界】
壁に堂々と飾られていたのは、VANのアイビースタイルを描いたイラストポスター。
カラフルで個性的なファッションに身を包んだキャラクターたちが並び、見ているだけで自然と笑顔になります。
アイスクリームを片手にした学生風の子や、チェックのジャケットをビシッと着こなした紳士風のキャラ。
どれも時代の空気を色濃く映していて、「ああ、これぞ昭和の青春文化だなぁ」としみじみ感じました。
この一枚が店内にあるだけで、空間全体がグッと“ストーリー”を持ち始めるのが不思議。
ファッションとバイクと音楽、それぞれのカルチャーを愛する人にとっては宝物のような光景でした。
本棚に並ぶ“バイクと青春”の物語
棚にぎっしり並んでいたのは、ライダー心をくすぐる本たち。
『スーパーカブ』や『レーシングデイズ』といった小説から、『オートバイの旅』シリーズ、さらには実用書まで幅広く揃っていて、思わず手を伸ばしたくなるラインナップです。
本好きにとってはもちろん、バイクに乗らない人でも「へぇ、こんな世界があるんだ」とページをめくりたくなるはず。
カフェでコーヒーを片手に本を開く…それだけで、なんとも贅沢な時間が過ごせそうです。
ここにあるのは単なる本ではなく、“旅とバイクの記憶”を共有できるツール。
読書と珈琲、そして窓際のバイクを眺めながら過ごすひとときは、まさに至福でした。
青春のバイブル「あいつとララバイ」
本棚の中に見つけたのは、伝説のバイク漫画『あいつとララバイ』のファンブック。
表紙からして当時の熱量がギュッと詰まっていて、見た瞬間に胸がドキリと高鳴りました。
Z2にまたがる主人公・研二の姿を眺めていると、「あの時代の風をもう一度感じたい!」という気持ちが蘇ります。
バイク好きにとってはまさに青春そのもの。
ページをめくる手が止まらなくなり、カフェでつい夢中になって読みふけってしまいそうです。
この一冊が置かれているだけで、店の空気に“熱い魂”が吹き込まれているような、まさに バイクとカルチャーを愛する人のための聖地 という表現がぴったりです。
Bikes & Music cafe Door のメニュー
cafe Doorの魅力は空間だけじゃありません。
フードは「ドラマカレー」や「ポークジンジャー」、さらに「欲張りプレート」など食欲をそそるメニューが勢揃い。
ちなみに「ドラマカレー」って?
と思い、ママさんにお聞きすると、ドライカレー+キーマカレーなんです。との事。
今回、娘と一緒にcafe Doorにお邪魔したのですが、娘が選んだのは 紅茶と手作りスコーン。
お皿に並んだ2つのスコーンは、ほんのり焼き色がついていて、見るからにサクッと軽やかそう。
添えられたのは濃厚なブルーベリージャムとホイップクリーム。
娘曰く、「フォークで割ると中はふんわり、口に入れると優しい甘みと香ばしさが広がる~~」と
思わず「おぉ…美味しい!!」と声が漏れておりました。
温かい紅茶と一緒に味わえば、午後のひとときが一気に特別な時間に変わります。
手作りならではの素朴さと温もりが感じられる、幸せのスイーツですね。
私は コーヒーと手作りチーズケーキ をチョイス。
しっとりと焼き上げられたケーキは、見た目からしてやさしい味わいを予感させます。
ひと口食べれば、口の中に広がるのは濃厚だけど重すぎない上品なチーズの風味。
ほろ苦いコーヒーとの相性は言わずもがなで、まさに「王道の組み合わせって最高だな…」と心の中で唸ってしまいました。
粉砂糖とホイップクリームのアクセントが、見た目にも華やか。
ちょっと特別な気分を味わえる一皿に、自然と笑顔がこぼれる時間でした。
駐車スペースも充実、ライダーもドライバーも安心
店舗のすぐ前には、屋根付きの駐車スペース。
ここはバイクで訪れるお客さんが多く利用する場所で、愛車を安心して停められるのが嬉しいポイントです。
木の外観と並んだバイクの光景は、まさに“cafe Doorらしさ”を象徴するシーン。
ツーリング途中にふらっと立ち寄って、コーヒーを飲みながらひと息つく…。
そんなライダーのための居場所が、ここには確かにありました。
また、この駐車スペースでは、時にはマスターとお客さんのバイクメンテナンス作業があったりもするとか・・^^
店舗の目の前だけでなく、通りを挟んだ場所にも専用の駐車スペースが用意されています。
「A」「B」と明記されていてわかりやすく、車で訪れる人にとっても安心。
ライダー仲間だけでなく、家族や友人と一緒に車で訪れるのも大歓迎という心遣いが感じられます。
この柔軟さが、地元で長く愛される理由のひとつなんだろうなと納得しました。
店舗情報
Bikes & Music cafe Door
住所: 神奈川県茅ヶ崎市浜竹1-6-10
電話: 0467-86-1327
営業時間: 11:00~19:00
定休日:月曜・水曜・木曜
喫煙・禁煙: 店内禁煙
駐車場: あり
まとめ
バイク好きも音楽好きも、そしてただのんびりしたい人も。
「Bikes & Music cafe Door」は、訪れる誰もがちょっとワクワクする“大人の秘密基地”でした。
温かみのある空間にカルチャーが息づき、心を満たしてくれる手作りのフードとスイーツ。
ここで過ごすひとときは、まるで時間がゆっくり流れるようで、「また来たい」と素直に思わせてくれる場所です。
茅ヶ崎で、日常を忘れて心を遊ばせたいとき。
ぜひ一度「Bikes & Music cafe Door」のドアを開けてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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